歯舞漁協の市場ツアーが好調、室蘭にも市場あるじゃん、地域リソース活用についての戯言【北海道新聞】

今日取り上げるのは、
大手旅行会社クラブツーリズムがツアーを組み、歯舞漁協がコンテンツを整備。
結果、漁協が本気になるほど「好調なので、本腰入れてやるぞ」という本日の道新さんの記事。

北海道新聞(2019/10/10 根室版)電子版はこちら

本日こんなツイートをしましたが、ここからもう少し話を広げてみました。

地域資源をうまく活用した歯舞漁協

大手旅行会社がツアーを組み歯舞漁協がコンテンツを整備する。
地域リソースを有効活用するネタといえる。

多くの人にとり、市場で本物の競りを見る機会はない。
目玉コンテンツに化ける可能性が高い。

この記事を見ていて、以前、室蘭の市場を見せていただいたときのことを思い出す。


水揚げされた種類豊富な魚を中心に、目と鼻の先で各業者が競り落とす情景には、心底魅了された。

だが室蘭の場内市場には、一般の来場はできない規則になっている。
場外市場もシャッターが下りているところが目立つ。
市場規模も年々縮小しているとのこと。

老朽化し耐震工事も必要となるため、現建物を取り壊し、移設するらしい。
移設後は、近代的でより衛生的な設備と建物になってしまうようだ。

正直、もったいない。

昭和の香りはインバウンドにガチでささる

現市場は、昭和の香りを放つ風情ある建物、室蘭が世界に誇れる文化遺産ともいえる。
また、その古さこそ、インバウンドがまさに日本観光で求めているものそのものだと思う。

この記事の歯舞のケースでは、日本人観光客が現状メインのようだが、インバウンド層を開拓すると爆発的な人気コンテンツになる気がしてなるだろう。

インバウンド視点では、室蘭のキラーコンテンツは、未だ「地球岬」一択。

すでにすぐれたコンテンツが眠っているのなら使わない手はない。
ついついそんな風に思ってしまう。

移転費用を現建物の修繕に回し、見学ツアーコンテンツを整備。
場外市場で、市場の新鮮な魚介類を食べる小屋を並べるだけで、
昭和感たっぷりの「THE 日本」ができあがるのではないだろうか。

だが、関係者にしてみれば、そう話は簡単じゃなく、コスト面やそれ以外の難題があるため、現実的な路線ではないのかもしれない。
だから、これは、部外者である私の無責任な戯言。

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